我が園の自慢 

子どもたちが毎朝歌う園歌

  作詞が 与謝野晶子さん

  作曲が 中山晋平さんです。

1. あさひがのぼる ひがのぼる

チッチチッチ とりがなく

新田神社の おおまえに

みんなそろって おがみましょう

2. やしろのすぎの木 くすの木も

そらまですくすく のびている

おててをふって むねはって

みんな大きく なりましょう

与謝野 晶子(よさの あきこ)
歌人・詩人・教育者・古典研究者・ジャーナリスト
文学美術雑誌「明星」に作品を発表、与謝野鉄幹と結婚。処女歌集『みだれ髪』で多くの注目を集め「明星」の代表歌人となる。その後も多くの詩歌集を刊行、「君死にたもふこと勿れ」や「山の動く日」などの詩も発表。幅広い活動をしながら、13人もの子供を産み育てたかたである。
中山 晋平(なかやま しんぺい)
作曲家

近代日本の歌謡史に燦然と輝く作曲家である。『てるてる坊主』等の作曲を行う。『カチューシャの唄』は松井須磨子の歌によって大流行となり、一躍有名になった。野口雨情と組んで大正9年から「金の船」に多くの童謡を発表した。代表作は『肩たたき』『兔のダンス』『雨降りおつきさん』『シャボン玉』『証城寺の狸囃子』等多くの童謡唱歌も作曲している。また、優れた流行歌も多く作っている。「銀座の柳」「東京行進曲」「船頭小唄」等である。

保育・教育方針と年間行事

創立から一貫した教育方針


神社保育 ~鎮守の杜(もり)を保育の庭に~

1. 神社保育とは

鎮守の杜(もり)といわれる神社の森は、今も昔も人々の憩いの場であり、子どもたちの遊び場として親しまれてきました。
その鎮守の杜で、自然と共に生きる気持ちを大切に感じる心を育てること。それが神社保育です。



2. 鎮守の杜で育つ3つのこころ

① 優しいこころ
四季の風を感じ、樹木や草花と触れあい、そこに生きる小さな生き物たちから命のつながりや尊さを知り、子どもたちの優しいこころを育てる

② 温かなこころ
神社という開かれた場所で、普段から近くの人が参拝に訪れお祭りには大勢の人々が集まります。その様々な人たちとの触れあいを通して、人と人との温かい結びつきを経験し温かいこころを育てる

③ 感謝を大切にするこころ

子どもが主役の「まつり」や四季折々の「まつり」を通して子どもの成長を神様に感謝し、健康を願う親の気持ちを、年間の行事の中に楽しく取り入れることで、神様や親に感謝をすることの大切さを育てる




3. 神社保育と環境

子どもが育つ三つの場・・・家庭・地域・学校(乳幼児期は幼稚園・保育園)

新田学園ではこの三つの場を、鎮守の杜のある神社と園を主体にして、地域や保護者と共に、子どもの育ちの環境を構成します。

① 家庭
幼稚園・保育園共に、保護者のニーズを拾い、ワガママは窘め家庭のパートナーとして、子どもを主体とする家庭教育の推進。
園として積極的に子育て支援を行う。

② 地域
豊かな自然の中で、子どもだけの異年齢集団が群れて遊ぶ場の確保と地域の人たちと「まつり」を通しての社会活動の経験。
それにより生きる力を身につける。

③ 学校(幼稚園・保育園)
子どもの主体性を損なうことなく、自主的な選択と行動を援助する保育と環境を構成する。




4. 杜の永続性とふるさと

鎮守の杜は、ただそこにずっと在り続け、私たちを見守っています。

そのため世代を通して神社に関わる人・園に関わる人の「ふるさと」であり、土地を離れても、何歳になっても園児や保護者の

懐かしい場所として帰ることができる恒久的なふるさとです。



5. 新田神社の行事と園児が関わる「まつり」

新田神社のお祀りしている神様は「ニニギノミコト様」という稲作を日本に広めた神様です。

園の目の前にある御神田(ごしんでん)という田んぼで、神の子(注1)である園児と共に一年を通じてモミから米までを育てます。

(注1:神道では数えで7つまでが神の子)

農業に関する行事やその他の行事に一年を通して参加することで

神様の存在・食の大切さと感謝を自然と伝えていきます。



自分で考え、自分で判断し、自分で行動する

結果よりも過程を大切にする「SI(Structure of intellect)教育プログラム」

SI教育とは・・・

0歳~6歳の幼児期は、身体的にも知能的にも急速に発達する時期です。新田学園では、この成長著しい時期に様々なことを子供たちに体験・経験させ、子供たちが自ら考え、自ら判断して、自ら行動することを尊重しています。この「できた、できなかった」と言う『結果』は気にせず、“子供たちが何を考え、何を感じて行動するか”という『過程』を重視した教育方針が、SI教育プログラムです。
新田学園では、子供たちに一生懸命、精一杯考えさせることが、子供たち自身の才能を開花させることに繋がると考えています。

豊かな人へ

教育方針に沿った実践

子供たちに様々な経験・体験をさせるには、子供たちを取り巻く環境も大切です。新田学園では環境が与える子供たちへの影響をしっかりと考え、新田神社伝統の行事をはじめとした年間行事、正課・課外授業の実践に取り組んでいます。

身体の健康

「三つ子の魂百まで」の諺でもあるように、幼児期に培った習慣は成人しても揺らぐことなく、生活基礎として生活習慣を形成していきます。手洗い、うがい、歯磨きなど健康的な生活を送るために欠かせない習慣を、当然の習慣として確立させます。

コミュニケーション

子供たちは様々なことを学び経験する中で、疑問・質問を覚え、同じく体験・経験の中で学んだ言葉によってコミュニケーションを図ろうとします。親子の語らい、兄弟や友達との会話は、子供たちの言語能力・表現力を豊かなものにします。

イメージから表現へ

子供たちは、新しいもの、未知のものに触れることで、そこからイメージを膨らませ、色んなことを思い描き、それを表現しようとします。子供たちへの新たな刺激が、より豊かな感性・表現力を引き出します。

一人あそびからグループあそびへ

幼稚園、保育園はお友達が集まる集団の場です。友達とのふれあい、行事などによる大人たちとのふれあいによって、子供たちは自然に協調性・社会性を学んでいきます。

自然豊かな新田の杜

多感な幼児期を自然豊かな環境で過ごすことで、好奇心・探求心を育み、情緒豊かな心を育てます。新田の杜には自然がいっぱい。神社の伝統行事に参加し、作法や礼儀を重んじる人を敬う心を育てます。

食育

土作りから食するまでの過程を子供たちに伝えるため、新田学園では6月の「お田植祭(おたうえさい)」にて田植えを行い、10月の「抜穂祭(ぬきほさい)」では稲刈り・収穫、11月の「豊年祭(ほうねんさい)」では、子供たちが育てたお米から作ったお餅をみんなで美味しく食べます。過程を一つ一つ体験していくことで、育てることの厳しさ、食べることへの感謝の気持ちを育みます。

年間行事

4月入園式
5月御神田でどろんこあそび
6月年長モミ植え
御田植祭(年長が早苗籠を御神田まで運び、地元の五穀豊穣と産業の発展を祈念します)
餅田の田植(年長の子どもたちがモミから苗に育てた苗を田んぼに植えます)
個人面談
7月御神鏡清祭(年長児が清い心でありますようにと願うお祭です)
お泊まり保育(年長)
夏越祭(六月燈・夕涼み会)
8月川あそび
9月
未満児保育参観
10月運動会(年少~年長)
11月抜穂祭(収穫できることへの感謝と共に年長園児が稲刈りをする)
可愛地区コミュニティまつり参加(年中)
12月豊年祭(子どもたちがモミから育てた餅米でもちつきをします)
未満児おゆうぎ会
1月武射祭(幼稚園年長児が一年の平穏と豊作と産業発展を祈り射的します)
お遊戯会(年少~年長)
2月
3月お作法お披露目会(年長)
卒園式

毎月0歳~5際まで神社参拝をします。
 2歳児以上は322段の階段を一つ一つあがっていきます。

お誕生日会は隔月にあります。

行事への保護者の参加は分担制です。